地域発WANTs
地域発WANTs
地域で活躍する団体に、アクセスしやすくするには、どうしたらいいのでしょう。
代表者はどんな思いで活動しているのか、その団体がどのような寄与をしているのか、どのような手助けや仲間をもとめているのか、――そんな情報があれば、多くの人とつながりやすくなると考え、2022年すぎなみ大人塾荻窪コースのホームページで試みました。
情報によって、団体同士もコラボや互いに協力しあえるようになれば、素敵だとの思いもあります。
人と人が出会い、つながるのに、人のぬくもりがある情報がだいじです。
豊かな地域を願っての試みです。
NPO法人SIGN-サイン 学校・教育
放課後の子どもたちの居場所づくり
代表理事 小山内勉子さん
杉並区立杉並第六小学校で、「放課後子ども教室」を開催。1年から5年の小学生70人が自由に好きなことして過ごします。工作や実験をする「体験イベント」も春や夏の休みに催しています。子どもと保護者、地域のボランティアの「恩と縁」が循環する居場所です。問い合わせは、下記へhttps://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSevdpA4iCORiNsEvFSGWksnkpszIU8RZ0uGShbV4kuO_vXeJQ/viewform
【わたしたちの活動】
友だちと遊んだり、工作をしたり、本を読んだり、勉強したりと、放課後の子どもたちは、思い思いの時に身をゆだねる解放区です。その子どもたちのうれしい、たのしい、さみしい、ふあんといったサインを読み取りながら、大学生や年配者の地域ボランティア、保護者が、見守ったり、寄り添ったり、一緒に遊んだりします。
【もとめています】
建設産業で働く人たちが、木材を使って自由に工作する教室を開いてくれます。同じように食育など子どもたちのための機会を、企業や専門家のみなさんに提供してもらえませんか。放課後や、春、夏の長期の休みに、そんなワークショップや授業を設けたいと考えています。
KSCCサイエンスくらぶ 学校・教育
科学あそびを人生の力に
原田佐和子さん
小学生対象の「科学あそび」(実験、観察、工作)を年に約20回、杉並区下高井戸のKSCC向陽スポーツ文化クラブでおこなっています。科学あそびを通して、「遊びや生活、身の回りの出来事に科学があふれている」ことを、子どもたちが気づくきっかけにしてほしいと活動しています。2002年に発足。問合せは、下記へEmail:saiensukurabu.kscc@gmail.com
【わたしたちの活動】
「科学の面白さや楽しさを知る子どもが増えてほしい」。そう願って「科学あそび」を開催しています。実験や観察をするだけでなく、そこからさらに自ら発見し考えること、疑問があれば調べて深く掘り下げることを楽しんでもらいたい。「人生には、面白いこと、楽しいことがいっぱいある!」と気がつくはずです。
【もとめています】
科学あそびのイベントや講座を一緒におこなう若い仲間をもとめています。科学に興味さえあれば文系、理系を問いません。子どもたちとともに楽しめ、その面白さを伝えることが好きな人が向いています。実験や観察を通して、科学現象を、わかりやすく語る力が身につきます。
まちナカ・コミュニティ 西荻みなみ 総合
多世代交流の拠点で未来を拓く
代表理事 綾部庄一さん
地域の人たちがつながり、楽しさと学びを演出する地域の居場所として2018年に開設。JR西荻窪駅から徒歩3分にあるコミュニティスペースは、自主イベントのほか、地域の人たちの活動に貸し出されています。平日午後は、リンクワーカーが地域情報のご案内や、皆様のお話を伺います。また、社会福祉協議会の「相談会」(水曜日開催)へつなぎ役としてお手伝いしています。問い合わせは、machinaka.minami@gmail.com へ。
【わたしたちの活動】
子どもから年配者まで多世代の出会いを大切に、ハロウィンやクリスマス、不用品交換のマルシェを楽しみ、環境や防災、コミュニティについて学び、知の交換を慈しみます。体や心の健康を語らい、相談の場も提供します。人や地域とつながり、仲間をつくりたい、地域の情報がほしい、そんな人たちを新しい世界にいざなうつなぎ役。未来へとひらく拠点です。
【もとめています】
地域や共生社会に関心がある高校生、大学生のみなさん、地域の人たちと話したり、困りごとを解決したりするボランティアスタッフになりませんか。地域づくりのほか、子どもや年配者ら様々な世代とのコミュニケーショを、うまく取るには、どうしたらいいかを学べます。
NPO法人すぎなみ子育てひろばchouchou(シュシュ) 乳幼児・保育
楽しい子育へ支えあいの輪ひろげ
副理事長 神地恵美さん
親子と親子が出会い、語り合う集いの場として、幼稚園児の母親が2002年設立。乳幼児の保護者や妊娠中の女性が語り合う場を設け、乳幼児の一時預かりや、家事や育児を手伝うヘルパーなどの事業を手がけます。22年に「樹(いつき)保育園」を開設しました。問い合わせは、こちらへhttps://chouchou-suginami.com/moushikomi/。
【わたしたちの活動】
「ありがとう」という利用者の言葉に励まされ支えられ、20年間バトンをつなぎ、乳幼児と保護者の役に立ちたいと取り組んできました。互いに支え合い学び合う活動に育まれた経験豊かなスタッフは「楽しく子育てしてほしい」「保護者や妊娠中の女性がほっとしたり安心したりして過ごしてほしい」と、温かく接し、サービスへとつなぎます。
【もとめています】
0歳児を持つ家族同士が語り合い、情報交換の場である「赤ちゃんカフェ」(毎週水曜開催)は絵本の紹介やリトミックなどの講座を開いています。0歳児やその家族に役立つ講座に、運動や英語を教えられるボランティアが加わってもらえると、活動の幅が広がります。
(副理事長 神地恵美さん、木村瑠見子さんにお話を伺いました)